ありませんでしたね。練習や試合を見て、「名古屋オルクスはこれから必ず強くなる」「応援することで自社もアピールできる、『スポンサーになる甲斐のあるチーム』だ」と信じていました。素人目にもどんどん強くなっているのがわかりますし、実際に、再出発から約半年という短期間のうちに愛知県内で１位、2024年の1月の試合で東海圏(北信越)チャンピオンに。自分の判断は間違っていなかったと思います。

あとは、有名になる前段階から応援しているという優越感もあって。おこがましいですが、「育てた」ような気持ちにもなるんですよね（笑）

しかも、今、オルクスさんは実業団だから、試合は日中ではなくて、普段の仕事を終えた夜の22時くらいから始まるんですよ。それくらい厳しい条件の中でこれだけの成果を出しているから、やっぱり応援したくなりますよね。

加えて、サンエスさんの「デュアルキャリア」という取り組みに共感したからというのも理由の一つです。

マイナースポーツは観戦するファンの人口が少なく、試合観戦のチケット代だけで続けていくのはとても難しいです。

ただ、サンエスさんは社会人として働く「社会人キャリア」と、選手としてプレーする「選手キャリア」の両方を続けることで、安定したライフプランを築けるように、「デュアルキャリア」を実施しています。そういう選手を大切にしている環境がすごくいいなと思いました。だから、私たちもスポンサーシップを通じて、選手たちの人生のサポートができるのが嬉しいですね。

実はここだけの話、アイスホッケーのルールがあまりわかっていないんです（笑）それでも、最初は「会社として応援するスタンスがあればいいか」と思って、気軽な気持ちで観戦に行ってみました。

これが、予想外に楽しくて。
ルールが分からなくてもおもしろい！本当に迫力があるんですよね。試合ってけっこう流れが激しいので、スピード感に圧倒されるというか。選手一人一人がそういう厳しいところで戦っているから、やはり「がんばれ！」という気持ちになりますし、勝ってくれると「素直に嬉しい」んです。

当社は「“もっともっと”を常に追求することで一人でも一社でも多くの方に『なくてはならない存在。』を実現する」という企業理念を持っています。それは「オルクスさんのスポンサーになる」というところにもリンクしていると感じていて。

今後、オルクスは愛知県のアイスホッケー界を牽引する立場になると思います。業界を盛り上げるために「なくてはならない存在」です。だから、そのサポートをすることで、自社の企業理念を実現していきたいですね。

それに、今は採用の面において人を集めづらい時代です。ですが、スポンサーとして企業の露出が増えることで認知度が上がります。加えて、「何かを懸命に応援する企業」であると伝わったほうが、求職者の方の入社意欲が高まる効果もあると思います。

今後、自社に選手が入社してくれることになったら、社員と一緒に試合の応援に行くのも楽しみですね。

名古屋オルクスは今、フィギュアスケートやアイスホッケーで「愛知県を『アイスの街』にする」という目標を掲げています。スポンサーとしてだけではなく、「ホームページ制作会社」としても協力して、愛知を盛り上げたいですね。

先ほど「アイスホッケーはルールが分からなくてもおもしろい」というお話をしましたが、もちろんルールを分かっていたほうがもっと楽しめると思います。なので、初心者の方向けにルール説明のサイトやページを作って、ファンを増やすお手伝いができたら楽しそうですね。

オルクスがもし、プロになって昼間に試合ができるようになれば、観客が増えたり、イベントができたりして、地域の活性化にもつながると思います。そして、単なるスポンサーシップだけではなくて、私たちがホームページを作らせていただいたように、それぞれのスポンサーが自分たちの得意な分野でオルクスを盛り上げられたら更にいいなぁと考えています。

スポンサー同士の横のつながりもできるし、「アイスの街・愛知県」にも「デュアルキャリアで選手を応援」にも貢献できるんじゃないかと思います。