スポーツでも同様に
地域社会が盛り上がることを
やっていきたい。
企業紹介
安政2年(1855年)創業の歴史ある酒類食品の卸売商社。名古屋城の城下町の酒屋からスタートし、現在は全国の蔵元と連携し高品質な日本酒や食品を提供している。取り扱い商品は3万点を超え、東海エリアの大手スーパー、百貨店、ドラッグストアをはじめ数多くの販売店と取引がある。自社保有の物流センターも強みの一つ。
Q1.名古屋オルクスのスポンサーになることを決めた動機は何ですか?
支援することで中小企業にも人材が流れるようになる。
最初は採用面での戦略からのスタートでした。サンエスサービスさんが体育会系の採用の派遣や斡旋をされていて、活力のある「体育会系の人材を採用したい」と考えていたので、お願いをしていました。
ただ、その時は特に新卒採用を意識していたこともあってうまくいきませんでした。大学の野球部の学生さんたちに集まっていただいてプレゼンをするという場をつくっていただいたんですが、多くの学生は『まだ野球を続けたい』という思いが強く、うちには野球部がないのでなかなか彼らのニーズに応えられませんでした。
この状況をどうにか打開できないかと模索していたところに持ってきていただいたのが、サンエスオルクス(現:名古屋オルクス)さんのスポンサーのお話だったんです。
正直に言えば、アイスホッケーでなければならない理由は特にありませんでした。私はやったことがないし、ルールも分からなかったので。
ですが、メジャースポーツではない分、スポンサーのニーズはあるのではないかと思いました。練習や試合に打ち込む環境が十分ではない中で企業のサポートが得られれば、選手にとっても企業にとっても大きなメリットになるんじゃないか、と思ったのです。
あと、もともとスポンサーとして女子サッカーでデュアルキャリアを支援していたこともあったので、ハードルは低かったですね。実際に彼女たちも頑張って働いてくれて、引退した後に管理職までなっている人もいます。
男子でもそういうのができればと思った部分もあってスポンサーを決めました。
Question 01
Q2.アイスホッケーは日本ではまだマイナースポーツですが、そのスポーツチームを支援することに迷いはありませんでしたか?
やりやすい環境が整った土地柄、成長スピードも想定以上。
その頃、アイスホッケーはドラマやオリンピックで女子チームの試合を少し見た程度だったので、ルールもよくわからない状態でした。もちろん興味深いスポーツだと思っていましたが、「どうしようかな…」という気持ちはありましたね。
ただ、実は愛知県は他の地域に比べてアイスリンクもあってやりやすい環境ではあるんですよね。よくよく考えてみると、アイスホッケーをやるということも自然というか。サンエスサービスさんの構想もしっかりしていて信頼できると思いました。
あとの懸念点は、軌道に乗るまでのスピード感がどうなるかな、というくらいでした。
でも実際始まってみると、かなり早いスピードで展開していったと感じています。
今は選手も数名社員として働いてくれているのもあって、多くの社員たちも、アイスホッケーにハマっています。うちわを作ったり、メーカーの人を誘って試合を観に行ったりと、かなり楽しんでいますよ。やっぱり身近に選手がいると、仲間としては応援したくなりますよね。
結果的に社内の結束も強まっているので、いい選択をしたと思っています。
Question 02
Q3.オルクスのスポーツ精神が企業のミッションやビジョンにどのように寄与すると良さそうだとお考えですか?
チーム側が仕事を尊重してくれるのが嬉しい。
オルクスさんのスタンスとして、「仕事がちゃんとできない人間はリンクに上がるべきではない」という姿勢でいてくれるので、こちらもやりやすいですね。休まないといけない時はあるし、ケガをしたらそれもしょうがないですが、社員として働いてもらっている以上は仕事もしっかりこなして欲しいという気持ちはありますから。
仕事でも成長して、キャリアを重ねて、それが将来的にセカンドキャリアにもつながっていくというのはみんなしっかり理解して取り組んでくれていると思います。
最初にも少し話しましたが、ずっと体育会系の人材が欲しいと思っていて。でも、時代の流れもあって、そういう方と出会って採用できる機会ってなかなかないんですよ。だからこそ、オルクスさんの「スポーツにも仕事にも全力で打ち込む」という姿勢と、当社が思い描く採用のスタンスとは非常に相性が良かったです。
そういう意味では、オルクスさんと当社が目指す部分が一致しているので、お互いが尊重しあって相乗効果を生み出せるような、いい関係ができているな、と嬉しく思います。
Question 03
Q4.コミュニティや地域社会に対して、このスポンサーシップを通じてどのような貢献ができるとお考えですか?
愛知県が、若いうちから有能な選手が育つ場所になる。
我々はよくお酒のイベントを開催するのですが、それを通じてお酒の楽しさを伝えるのはもちろん、文化を伝えるということもずっとやっていきたいと思っていて、名古屋城への寄付などを継続して行っています。
スポーツでも同様に、地域社会が盛り上がることをやっていきたいですね。名古屋の子どもたちが選手を身近に見て触れ合えるというのは今までにない経験ですし、これまでとは違うジュニアの育成の仕方ができるとも思います。
できるだけ若いうちにアイスホッケーに触れることで、将来の選択肢のひとつになる可能性も上がりますよね。ジュニアの頃から技術を磨けば有能な選手が育ちやすくなりますから地域全体でのアイスホッケーのレベルも向上します。
結果的に愛知が「アイスホッケーが強い県」となることで、地域活性化に大きく貢献できると考えています。
Question 04
株式会社 秋田屋
〒461-0017
愛知県名古屋市東区東外堀町60
Tel 052-857-0115
Fax 052-857-0236