愛知県で暮らす多くの方に、
地域を盛り上げるきっかけを
つくる。
企業紹介
愛知県豊田市に本社を置く人材派遣会社。日本で意欲的に働くグローバル人材に対し、徹底的に寄り添ったサポートで、企業と労働者双方に「前向きに長く働ける環境を築く」サービスを実現している。派遣先である顧客には、製造業を中心に大規模企業が多数。現在は名古屋オルクス(旧:オルクス)の運営企業を務める。
Q1.名古屋オルクスのスポンサーになることを決めた動機は何ですか?
強いチームのスポンサーなら、企業として大きな価値があると思った。
「名古屋オルクス」はもともと「オルクス」というチームでした。当時、自社の社員である橘川(現:ゼネラルマネージャー/ヘッドコーチ)が選手として活動しており、「スポンサーをしてほしい」という打診をしてきたのがすべての始まりです。
いわゆる草野球チームと同じで、必要な備品や遠征にかかる費用は選手たちの自費だったんです。負担は大きかったと思います。
応援したい気持ちはありましたが、私たちは社員の生活や、お客様からの信頼を背負う責任があります。何にでも資金を出せるわけではありません。まずは橘川に「そもそも、オルクスは強いチームなのか」と聞きました。シビアな話ですけれど、スポンサーをする価値があるチームなのかと。
当時オルクスは、強い順にA、B、Cとある中の「Cプール」でした。アイスホッケーといえば、北海道のチームが群を抜いて強いのが当たり前だったんです。
そこで、「今後強くなるつもりはあるのか」「本気でやるのならスポンサーになる」ということを伝えました。その答え次第で決めようと。結果、オルクスは「サンエスオルクス」に生まれ変わりました。それからAプールで順調に勝利を重ね、現在はプロチーム「名古屋オルクス」として活躍しています。今では、企業として非常に応援する価値のあるチームですね。
Question 01
Q2.アイスホッケーは日本ではまだマイナースポーツですが、そのスポーツチームを支援することに迷いはありませんでしたか?
社内交流が活発になるなど、多方面からいい効果が得られた。
もちろん、何の迷いもなく決めたわけではありません。そもそもアイスホッケーという競技に対してまったくと言っていいほど知識がなかったので、社内でしっかり検討しました。ただ、やはり社員が本気で取り組んでいることだったので、前向きな姿勢ではありましたね。さまざまな要素を加味して、運営企業になろうと決めました。
今となっては「知らなかったからこそできたこと」がたくさんあるとも思います。「アイスホッケー業界はこうだから」という固定概念にとらわれず、「ビジネスの視点で考えたら、これが最適解だよね」という発想で実現できたことは多いです。
たとえば今までは、所属選手は運営企業の社員となるのが通例でした。でも、そうでなければいけないルールはないんですよね。
現在所属している選手は、それぞれ自分に適性のあったスポンサー企業の社員として働いています。「会社にアイスホッケーの活動を応援してもらえている」と思うと、仕事のモチベーションも上がるんですよね。
また、社内では社員同士のコミュニケーションの活性化にもなっています。自社のスタッフはもちろん、登録している派遣社員も試合の応援に行っているんです。やはり知っている相手が選手にいると応援しがいがありますし、仕事の場では見えない一面が見えたりもするしで、みんな楽しんでくれているみたいですね。
社内でもさまざまな相乗効果があったので、総合的にはスポンサーを決断してよかったと思っています。
Question 02
Q3.オルクスのスポーツ精神が企業のミッションやビジョンにどのように寄与すると良さそうだとお考えですか?
選手にとってベストな環境が、スポンサー様にもベストであるように。
サンエスサービスは外国人スタッフの人材派遣サービス事業を行っています。派遣登録している方々はもちろん、自社の社員に対しても、「自分が『こうしたい』と強く思ったことを実現し、誰かに喜んでもらう」という働き方を大切にしてほしいと思っています。端的に言えば「win-winの関係」ということですね。
資金スポンサーとしてご支援いただければ、チームをどんどん強くしていけます。名古屋オルクスは、それだけのポテンシャルがあるチームです。
強くなれば、広告としての価値も大きく上がります。それにより、スポンサーの皆様により多く還元できるようになる。もちろん、選手の受け入れスポンサーとしてご協力いただければ、人材不足の解消といった面でも貢献できます。
選手が得るものも多いです。アイスホッケーを続けられること、より強くなれること。そして、社員として受け入れていただくことで、安定した人生設計が築けることですね。
現状、アイスホッケーだけで食べていくことは非常に難しいんです。基本的には、働きながら二足の草鞋を履くことになります。ですが、スポーツ選手との掛け持ちに理解を示してくださる企業様は少なく、パートやアルバイトで稼ぐ方も少なくありません。
実は、練習や試合は夜から行われることが多いので、仕事に影響が出ることはほとんどないんですよね。そこの認知を広げていくことで、スポンサーの皆様と選手とでwin-winの関係が築けるようになっていくと思うので、より尽力していきたいと考えています。
Question 03
Q4.コミュニティや地域社会に対して、このスポンサーシップを通じてどのような貢献ができるとお考えですか?
愛知県で暮らす多くの方に、地域を盛り上げるきっかけをつくる。
私たちの目標は、愛知を「アイスの街」にすることです。フィギュアスケートだけではなく、アイスホッケーでも有名な土地にしたい。
今は北海道のチームが飛びぬけて強いです。やはり、強いチームには全国から強い選手が集まり、さらに成長していく…というものなので、名古屋オルクスがレベルアップしていくことで、魅力的な選手が集まるチームになってほしいですね。
プロチームとして認知されてきたことに加えて「安定した企業に勤めながらアイスホッケーができる」というデュアルキャリアの仕組みがあることで、今後はより人が集まりやすくなると思います。
また、「プロ活動と生活の両立」という強い目標がある方は仕事にも熱心に打ち込んでくれる方が多いので、そういう方と企業様を繋げることができたら、こんなにうれしいことはないですね。
ゆくゆくは、大学、高校のうちから選手の育成ができる環境を整えられたらとも思います。地元の大学の方にお声掛けしたら、非常に感触がよくて。これも遠い夢ではないかもしれません。
もちろん、観戦してくださる方も増えれば、新たな名物として地域の活性化にも貢献できると思います。名古屋オルクスがアイスホッケー界を盛り上げることで、愛知で暮らすさまざまな方にいい相乗効果を生み出していきたいですね。
Question 04
サンエスサービス株式会社
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